キースイッチもメンテナンスが必要です
こんにちは、キリンです。
ネットを見ていると、ビートの始動不良の情報を チラホラ目にします。
定番なのが、メインリレーの不良ですが、イグニッションスイッチの不具合も
段々増えてきています。
接触不良が原因なんですが、ビートの純正部品は残念ながら廃盤になっています。
しかたないので、今ある部品を分解してメンテナンスしてトラブルの未然防止をやってみました。
作業手順
カバーの取り外し
バッテリーのマイナス端子を外してから、ハンドルコラム下のルームランプが付いているカバーを外します。
左右のタッピングビスを外すと取り外せます。
外れました。
次にコラムカバーの下側を外します。
コラムカバーは4箇所でビス止めされているので外しましょう。
4箇所のビスを外すとカバーがグラグラになるので、左右2箇所ずつある爪を外してカバーを取り外します。
ステアリングコラムの下側のカバーが外れました。
メインスイッチの取り外し
カバーが外れたらスイッチ部分を取り外します。
スイッチはキーシリンダーの反対側の部分になります。
写真の青丸の部分がキーシリンダーで、赤丸部分がメインスイッチです。
メインスイッチは2つのM5位のボルトで固定されています。
M5ボルトを外してメインスイッチが取り外せました。
メインスイッチのハーネスはキーシリンダー側に伸びていて茶色のコネクターにつながっています。
ハーネスを固定しているタイラップを切ってからハーネスをフリーにして茶色のコネクタを外します。
次にキーシンダー側のキー抜き忘れスイッチのハーネスを外します。
ここのスイッチは皿ねじで止まっているのですが、ドライバーを回すスペースがありません。
スタビードライバーを使ってなんとか外しました。
スイッチ部分を分解する
ハーネスを取り外したらスイッチ部分を分解していきます。
スイッチはハメ込み式なので裏側の爪を3箇所起こせば外れます。
先の細いマイナスドライバーで爪をコジッて分解します。
接点を磨く
分解したスイッチの接点は摩耗して少しコゲたようになっていました。
それでは接点を磨いていきます。
1500番の紙やすりで磨きました。
接点を磨いた後に、接点用のグリスを塗ります。
マイナスドライバーで接点にコンタクトグリスを塗りました。
グリスを塗り終わったら逆の手順で組み立てて、車体に戻していきます。
メインスイッチを戻す時に、キーシリンダーのボスの形状に上手く合わせるのに苦労しました。
キーシリンダーに鍵を刺して回しながらやると、ピッタリ合わせることができました。
まとめ
僕のビートは製造から27年が経過しています。
走行距離は10万km目前で、年式のわりには走っていない方ですが、
メインスイッチの摩耗は結構進んでいました。
このまま何もしなければ、いずれエンジンが始動できなくなったと思います。
今回メンテナンスを行ってトラブルの事前防止ができて良かったです。
ビートに乗り続けるためにも、これからも早めのメンテナンスをしてあげようと思います。
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コメント
平成6年のアクティに乗っています。何度かセルモーターが回らないことがあり、その都度接点を磨いていました。しかし1週間後に再発。これは摩耗すると接点の圧力(樹脂側の外側接点)が弱くなるのではと考えバネの横に発砲クッション材(ポロポロしないもの)を3mm□×3~4cmに切って差し込みました。今のところ確実にセルまわるようになりました。ご参考まで。部品交換すればリセットされるが原因を追究して対処し改善すると更に愛着が深まります。もともと中心部のバネに比べ外周のバネ2個は弱いようです(設計が悪い)。
斎藤様、こんにちは。
ブログ運営者のキリンです。
私のブログを見て頂いて、コンメントを頂きありがとうございました。
ビートのIGNスイッチは予防整備でグリスアップしましたが、
今後使っているうちに摩耗は進むので、斎藤様と同じ様なトラブルが起こるかもしれません。
部品交換も一つの方法ですが、斎藤様も言われる通り、
メカニズムを理解して修理できれば、愛着が深まりますよね。
今後も愛着を深めるために(笑)、DIYメンテの記事を上げて行きますので、
引き続き、私のブログを見て頂ければ幸いです。
ブログを見て頂いてお気づきの点がありましたら、
今回の様にコメントで教えて頂ければ嬉しいです。
今後とも応援よろしくお願いします。