伝説のマフラー ”魔夢管”
こんにちは、キリンです。
ホンダ・ビートにはアフターパーツのマフラーがたくさんありますが、
中でも「魔夢」さんが個人で製作された通称「魔夢管」は
とてもイイ音がするマフラーとして絶大な人気があります。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/00-eye-catch-5.jpg)
「魔夢管」はヤフーオークションに出品されているのですが…
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/02-mamukan-yahoo-2.jpg)
出品されても、毎回高値の競り合いになってしまうので
入手することはできませんでした。
そんな時、ビート仲間の一人が魔夢管を持っていることが判明!
念願の魔夢管をレンタルさせてもらうことになりました。
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まずは魔夢管チェック
これが憧れの「魔夢管」です!
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/01-mamukan.jpg)
なかなかお目にかかれないマフラーなので、
このチャンスに隅々までチェックしていきます。
まずは重さから。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/02-mamukan2.jpg)
測ってみると5.8kg。
純正が約10kgなので40%位軽いですね。
次にパイプサイズ。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/03-mamukan.jpg)
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/08-fr-pipe-dia.jpg)
フランジからサイレンサーまでのパイプサイズは外形 Φ42.7mm 。
サイレンサーは楕円型で長さは300mmです。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/04-mamukan.jpg)
サイレンサーを出てからテールエンドまでのリヤパイプも
フロントパイプと同じΦ42.7mmです。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/09-rear-pipe-dia.jpg)
最後にマフラーエンド。
Y股部分はΦ42.7mmで、デュアルの出口はΦ50.8mmです。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/06-mamukan.jpg)
レンタルした魔夢管が、製作後どれくらいの年数経過しているのかは分かりませんが、
表面は排気の熱で焼けていますし、傷や凹みも所々に見られます。
クラックによる排気漏れを発見!
金属は熱が加わると膨張して冷めると収縮します。
マフラーも排気ガスの高温で膨張・収縮を繰り返すのと、走行中の振動で、
長期間使っていると、金属疲労によるクラックが入る事があります。
この魔夢管もリヤパイプとサイレンサーを固定するステーにクラックがありました。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/10-crack-point.jpg)
排気漏れしてます。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/crack.jpg)
このままではマズイので修理が必要です。
クラックをTIG溶接で修理
クラックはTIG溶接で修理します。
排気漏れしているので、ワイヤーブラシで汚れを落とし、
パーツクリーナーで脱脂してから溶接していきます。
30mm程度のクラックなので、あっという間に修理完了です。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/after-ripea.jpg)
お試し走行
修理を済ませた魔夢管を取り付けます。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/07-Install-mamukan.jpg)
いいねぇ!
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/rear-side-view-1.jpg)
アイドリング音量
装着後、音量を測定してみます。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/idling-sound-level.jpg)
騒音レベルは 79.4dBでした。
ガレージ内でエンジンが冷えた状態のアイドリング音量です。
暖気後に屋外で測定すれば、もう少し音量は下がると思います。
近接騒音レベル
次に、近接騒音レベルを測ってみます。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/close-sound-level-1024x803.jpg)
近接騒音レベルは 102.4dB。
ボクのビートはエキマニと触媒が社外パーツなので、
純正と比べて2dB程、音量が高くなります。
エキマニと触媒が純正ならば、100dB位の音量になると思います。
走行フィーリング
装着後、動画の撮影も兼ねて近所のテストコースに走りに行きました。
![](https://yzkirin.com/wp-content/uploads/2024/03/test-running.jpg)
街乗りの低速~中速域もトルクがあって乗りやすいですし、
アクセルを踏んでいっても、レッドゾーンまでストレス無く吹け上がってくれます。
なによりも5000rpmから上のサウンドが最高です!
雑味のある音は消されていますが、カーンと響く気持ちのイイ音が強調されている印象です。
「魔夢管」の人気がある事が納得できるテスト走行になりました。
まとめ
世のビート乗りから絶大な評価を受ける「魔夢管」。
友人の魔夢管をレンタルしてのお試し走行でしたが、
自分のビートで魔夢管を体験出来たのはいい経験になりました。
快く貸してくれた友人に感謝です。
ボクもいつの日か、魔夢管みたいなマフラーを作れるようになりたいですね!
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