ヤフオクで買ったチップソーのベアリングを交換する

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ヤフオクで買ったチップソーはハズレだった

こんにちは、キリンです。

自作でマフラーを作りたくて準備を進めています。

マフラーを作るときパイプの切断は必ず必要になるのでチップソーを探していたところ

ヤフオクで中古品を送料込み5,700円で落札することができました。

しかし、届いて動かしてみると切断は問題なくできたのですが、異音がしています。

どうやらハズレを引いてしまったみたいです。

ヤフオクで買った中古のチップソー。送料含めると5,700円

異音の原因はベアリングだと思うので、ダメ元でDIY修理をしてみます!

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分解していく

カバーを分解

モーターのベアリングを確認するために、モーターのカバーを外しにかかります。

ビスを4ヶ所外します

いきなりカバーを外しに掛かっていますが「ブラシ」を2ヶ所先に外して置く方が、

カバーを外し易かったです。

次に、安全カバーを外していきます。

サークリップ固定されているので、サークリッププライヤ

別名スナップリングプライヤを使って外します。

サークリップで固定されています

スナップリングプライヤはあまり出番がありませんが、これが無いとサークリップは外せないので

安いセットがあるので、持っておくと便利です。

こんな感じで使います。

サークリップが取り外せました。

続いて固定された安全カバーを外していきます。

こっちはビス1本で簡単に外せました。

あとはビスを外せば安全カバーが取り外せます。

カバーが取れてスッキリしました。軽く掃除しておきます。

ハンドルを分解

モーターのカバーを外すにはハンドル部分を分解しないと外せません。

ハンドルにスイッチがあるので、モーターとリード線がつながっているので当然ですよね。

ネジは5箇所あります

ハンドルの5ヶ所のビスを外してカバーを分割します。

配線があるので、ギボシを外していきます。

ギボシを引っ張ったらスルリと端子が抜けました。

カシメが甘かったみたいですね。

配線セットから同じサイズの端子を探して、カシメ直します。

簡単に抜けないようにハンダ付けしておきました。

ハンダを盛りすぎた感もありますが、これで配線トラブルは防げると思います。

モーターを分解

モーターを分解して行きます。

カバーが外せました。

モーターのコアが抜けません。

モータので軸がギヤボックス側のベアリングに圧入されているようです。

手で引いた位では抜けないので、バイスプライヤで軸を挟んでから・・・

バイスプライヤをハンマーで叩いて抜き取ります。

モーターの軸がベアリングから抜けました。

軸の先端はヘリカルギヤになっています。

ギヤの歯は状態が良くありませんでした。

当たりギズがあって、歯も傷んでいますね。

これが異音の原因のような気がします。

ギヤの当たり面に傷があります。

ベアリングを交換

古いベアリングの取り外し

ベアリングを交換していきます。

まずギヤボック側のベアリングを抜いて行きます。

ここのベアリングは袋状のケースに打ち込まれているので、プーラーが無いと外せません。

これがベアリングプーラーです。

バイクのホイールベアリングを交換するために、20年程前に購入した工具です。

それ以来使うことはありませんでしたが、やっと2回めの出番が来ました。

こんな感じでベアリングを抜いていきます。

簡単に外せました。

やはり専用工具があるとスマートに作業できますね。

外したベアリングです。

特にゴロゴロした感じもなく問題ないようでしたが、安い部品なので交換しておきます。

ギヤボックス側のベアリング:608Z

次にコア側のベアリングを外します。

こちらはモーターの軸に圧入されています。

ブラシ側のベアリング:607Z

この様なベアリングは外爪式のベアリングプーラーが必要なのですが、工具を持っていません。

仕方ないので、バイスプライヤを使います。

仕方ないので、バイスプライヤを介してハンマーで叩いて抜きます

抜けました。

新品のベアリングは2個ともモノタロウで注文しました。

各200円位で買えます。

外した古いベアリングは、番号の末尾が「Z」になっています。

これは片面のみがシールされているベアリングです。

新しいベアリングは末尾が「ZZ」の両面シールタイプにしておきました。

価格も十円位高いだけです。

ちなみにベアリングの金額は、モノタロウで、607ZZが109円、608ZZが139円でした。

ベアリングはモノタロウで注文。

新しいベアリングの取り付け

新品のベアリングを取り付けます。

コア側のベアリングを取り付けますが、ベアリングを下にして軸を叩いて入れようとしましたが

軸がグラついて、うまくいきませんでした。

失敗例。軸が安定せずに圧入できませんでした。

コアをバイスに挟んでベアリングを叩いてやると、うまく圧入できました。

叩く時は当金を使って叩きます。

コアを固定して、当金を介してベアリングを叩いて入れて行きます。

次にギヤボック側のベアリングを入れて行きます。

ギヤボックスの中にはモリブデングリスを注入しておきました。

新品ベアリングをセットしてから

外した古いベアリングを当金代わりにしていきます。

叩いて入れていきます。

ギヤボックスにベアリングを圧入したら、モーターコアを組み付けます。

いきなりですが、バラした逆の順番で組み立てて完成です。

オーバーホール後のチップソー。見た目も若干キレイになりました。

チップソーは直ったのか?

早速、試運転してみます。

異音は気持ち小さくなった気がしますが、やはりノイズは消えていませんでした。

ヘルカリギヤの歯が傷んでいたので、ギヤの当たり音が出ていたのでしょう。

まとめ

ベアリング交換しましたが、異音は消えませんでした。

ヤフオクで約6千円で入手できましたが、新品が1万円弱で買える事を考えると

新品を買っておいた方が良かったと思います。

しかし、今回チップソーを分解してみて、使われているベアリングが小さい事に驚きました。

マキタやハイコーキのチップソーは1サイズ大きなベアリングを使っているようです。

やはり値段の差はこの様なところに出てくるんでしょうね。

とはいえ、趣味のDIY用ならば手軽な価格でそこそこの性能・耐久性も有りでしょう。

せっかくオーバーホールしたこのチップソー。もうしばらく頑張ってもらおうと思います。

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