子供の習い事はピアノをおすすめします
こんにちは、キリンです。
子供の習い事は色々ありますけど、ボクはピアノをおすすめします。
演奏そのものが楽しいし、音楽は一生楽しめますからね。
それに子供の頃からピアノを弾いていると絶対音感が身についたりもします。
そんなわけでボクの子供達もピアノを習っていましたが、
社会人になってからはピアノを弾くこともなくなりました。
ここ数年、リビングに置かれたピアノは置物状態になっています。
ピアノ本来の活躍ができないのも不憫なので、業者に買い取ってもらうことに決めました。
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中古で買ったヤマハのグランドピアノC3
我が家のピアノはヤマハのグランドピアノ「C3」です。
製造番号から1974年(昭和49年)に作られた個体です。
ボクはこのピアノを2010年に楽器店から120万円で購入しました。
新品のC3は200万円以上するので、このピアノならなんとか手が届く価格です。
しかも、オーバーホール済で外観は新品同様、ハンマーもスタインウェイと同じ材料を使う等、
こだわりの仕様になっていたのも気に入ったポイントです。
ウチに来てからも大切にしていたので購入後13年経っても、きれいな状態が維持できています。
ネットでピアノの買い取りを5社に依頼
買い取り業者を決めるために、ネットの一括見積で5社に査定をお願いしました。
翌日の朝から各社メールで返信が届きました。
気になる査定の結果は、71,000円~350,000円と、かなりの差が出ました。
買い取り査定を依頼して分かったことは、「メーカー」・「機種」・「製造番号」・「設置状況」で
ほとんど 査定額が決まるという事です。
「設置状態」はピアノの置き場所のことで、引き取りの輸送費用に影響してきます。
今回査定してもらった5社では、輸送費用は業者側の負担だったのですが、
搬出にクレーンが必要だったりすると、査定額が下がってきます。
輸送費用が売り主負担の場合もあるみたいなので、
輸送費がどちらの負担になるのか忘れずに確認しておく必要があります。
他にも、「破損の有無」、「水害にあってないか」、「ペットが汚していないか」等、
ピアノの状態も査定に影響してきますが、ほぼ、最初の4項目で金額が決まる様です。
考えてみれば、ネットでは買い取る側も現物も確認できずに査定しないといけないので、
頼りになるのは「どこのメーカー」の「何というモデル」で「いつ造られたのか」くらいですよね。
製造番号が分からない!どうしよう・・・
ピアノの買い取りでは製造番号が重要になります。
製造番号から、製造時期、つまりピアノの年式が分かるからです。
製造番号は、一般的にピアノの蓋を開けて見えるところに書かれています。
ところが、我が家のピアノには通常ある場所に番号がありません!
どうやらオーバーホールの時にフレームまで塗装してあったので、
番号の上から塗装されて消えてしまったようです。
製造番号は「調律の記録カード」にも書かれているようですが、
ウチのピアノには調律カードはありませんでした。
製造番号が分からないと、査定をしてもらえません。
そこで、このピアノを買ったお店に問合せしましたが、製造番号が分からないとのこと。
このお店、ピアノのメンテナンス工場を構える程の老舗楽器店なので
「そちらでオーバーホールしたんじゃないの?」と聞くと、
「当店なら番号を塗るようなことはしないので、ウチの工場でフレームの塗装はしていない。」
「当店が仕入れる前に他所の業者が塗装したのだと思う。」
「当時担当した者も辞めてしまったので調べようがない。」
という言い訳が返ってきました。
このお店、熊本でもスタインウェイ認定の格式高い楽器店なんですが、
フレーム番号も分からないピアノを仕入れて売ってたのかなぁ?
仕方がないので、当時の担当の方に聞くしかありません。
その方は調律師で、お店を移られた後も何度かお世話になったことがある方です。
連絡先を調べて事情を説明すると
「製造番号は別の所にも書いてありますよ」
と教えてくれました。
その場所は、鍵盤の左右にある「拍子木」という部分の裏側です。
拍子木は、ピアノの下側から蝶ネジで固定されています。
ネジを外して鍵盤の蓋を少し手前に倒してから手前にズラせば取り外せます。
言われた通りに拍子木を外して確認してみると・・・ありました!
製造番号が書かれています。
よかった~。
これで査定してもらうことができます。
拍子木の裏に製造番号があることはネットで調べても出てこない情報です。
ヤマハ本社にも電話して製造番号の場所を問合せしましたが、
「フレームの番号が消えていたら製造番号は調べようがない」との回答でした。
調律師さんなら皆さんご存知なのかな?
なお、引取の時に分かりましたが、拍子木以外にも鍵盤のアクション部分にも製造番号がありました。
ピアノの木で出来ている部分は現物合わせで調整されているので、製造工程でどのピアノの部品か
識別できるように複数箇所に製造番号が入っているのだと思います。
気になる査定額はいくらだったのか
ネット査定で5社と、ボクがネットで調べて直接問い合わせた2社の合計7社の査定額です。
①「ドレミ楽器」 350,000円、② 「グランドギャラリー」 232,000円、
③「ピアノプラザ」 300,000円、④「ジャパンピアノサービス」294,000円、
⑤「ヤマハピアノ買い取りサービス」 71,000円、⑥「ユニオン楽器」200,000円、
⑦「ぴあの屋ドットコム」 買い取り不可 (各社、敬称略)
7社の中では「ドレミ楽器」さん(以下ドレミさん)が一番早く一番高い金額を提示してくれました。
この結果から、買い取りはドレミさんにお願いすることに決めました。
買取額のUPを交渉する
買い取り業者さんが決まりましたが、ここからが交渉の始まりです。
ドレミさんには「年式は古いがオーバーホール済で状態はイイこと」や、
「思い入れのあるピアノであること」などを伝えて、買取額のアップを交渉しました。
ピアノの各部を写真でメールするなどして、最終的に2万円UPの370,000円になりました。
ドレミ楽器さん、ありがとうございました!
ドレミ楽器さんは電話やメールのやり取りがとても丁寧でオススメできる業者さんです。
引き渡しはアッという間に終了
引き渡しは日曜日にしてもらいました。
当日の運搬業者さんは3名で手際よく梱包作業を進めて行きます。
足を外してから本体を立てて、パレットにベルトで固定します。
アッという間にトラックに積み込まれました。さすがプロですね。
約30分弱で引き渡しは完了しました。
このピアノはアメリカに輸出されるそうです。
新しいオーナーにたくさん弾いてもらえるといいね。
ピアノ売却のポイント
・弾かないピアノは早く売却しよう
買い取り価格は製造年で決まります。年々価値が下がるので、できるだけ早く売却しましょう。
・相見積もりはたくさん取ろう
業者の見積もり額には相当な幅があります。少しでも高く引き取ってくれる業者を見つけましょう。
・値上げ交渉をしよう
提示価格で即決せずに値上げの交渉をしてみましょう。言うのはタダです。
・輸送費負担の確認を忘れない
今回の買い取り見積もりでは、輸送費は全て業者負担でしたが、売り主側が負担する場合もあります。
ピアノの輸送は安くないので、どちらが負担するのか忘れずに確認しましょう。
まとめ
中古で買ったヤマハのグランドピアノC3は、我が家で13年間活躍してくれました。
思い出の詰まったピアノを手放すには、かなり思い切りが必要でした。
ピアノが無くなったリビングはとても広く感じて、しばらく「C3ロス」状態でしたが
徐々に慣れてきています。今回、思いきってピアノを売却して良かったです。
弾かずに眠っているピアノは1日でも早く売却した方が良いですよ。
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