BEATの次はアクティバン/バモスのオリジナルマフラー
こんにちは、キリンです。
ボクの通勤車アクティバン。
毎日乗っているので、ビートよりも乗ってる時間は長いです。
初めて自作したビートのオリジナルマフラーが、思いのほかイイ音だったので、
同じ「E07」系エンジンのアクティも、同じ仕様にしたいと思いました。
手元にある材料で、アクティ/バモス用のマフラーも造っていきます。
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純正マフラーを取り外す
アクティのマフラーは現物合わせで造るので、まずは今付いている純正マフラーを取り外します。
リヤバンパーを外してからマフラーを外していきます。
フランジのボルトを外す
始めにフランジ部分のボルトを外します。
ここのボルトは錆びている場合が多いので、緩める前にナット側に飛び出したネジ部分のサビや泥を
ワイヤーブラシで落としておいて、CRCー556などの浸透潤滑材を吹きかけておきます。
ボクのアクティは、これをやっておいても簡単には緩まなかったので、
ロングブレーカーバーを使ってなんとか緩めることができました。
場合によっては固着していてボルトが折れることもあるので、
錆がひどい時は、新品のボルトを用意しておいて交換した方がいいですね。
マフラーの吊りゴムを外す
フランジのボルトを外したら、左右2箇所にあるマフラーを吊っているゴムを外します。
ここも簡単に外れないことがあるので、そんな時はゴムに刺さっている棒の間に
シリコンスプレーを吹きかけて滑りを良くしてやれば、簡単に外れてくれます。
スルリとマフラーが外れました。
おそらく新車の時からの純正マフラー。約19年間お疲れ様でした。
パイプ1曲げ毎に現物合わせで繋ぎます
純正マフラーを外したら、フランジの部分から1曲げごとに現物合わせでパイプを繋いでいきます。
まずは楽天市場で買ったホンダ用球面フランジをボルトで固定します。
曲げ加工済のパイプをフランジに差し込んで位置を合わせていきますが、フランジの穴がΦ45mm、
パイプの外形はΦ42.7mmなので、フランジとパイプの間に約1.2mmの隙間が出来てしまいます。
このままでは溶接できないので、パイプを20mmの長さに切って縦に割り、スペーサーにしました。
イイ感じに角度を決めたらマジックで印を付けてから一旦取り外して溶接で仮付けします。
1曲げ目を仮付けしたフランジを付け直してから、2曲げ目のパイプを合わせていきます。
ちょっと長過ぎるので、適当なところでカットしました。
2曲げ目も仮付けしてからまた組み付けて、車体側とのクリアランスを確認。
イイ感じに空きスペースの真ん中に決まってますね。
リヤショックとの距離が一番近いのですが、これだけ距離があれば問題無いでしょ。
3曲げ目を繋ぎます。
パイプを突き合わせた部分は、溶接の穴あきを防止するために、フランジのスペーサーと同じモノを
被せて両側を溶接することにしました。ボクの溶接技術では、板厚1mmの突き合わせ溶接は
難易度が高すぎて簡単に穴が開いてしまいます。
スペーサーを被せると、溶接の手間が増えて見た目も良くないのですが、穴あき防止を優先しました。
車体横方向に伸ばしたパイプをどの辺で切るか思案中。
管長を稼ぐため、エアクリーナーボックスに出来るだけ近づけてUターンパイプの位置を決めました。
Uターンパイプにサイレンサーを差し込んでから、一度バンパーを合わせて干渉がないか確認します。
サイレンサーとリヤアクスルの隙間が近いので、サイレンサーをバンパー側に寄せて調整します。
ジャッキでサイレンサーを支えて位置を決めます。
サイレンサーをバンパーの下からチラ見せしたいので、高さにはこだわりました。
なんとかここまで繋げることが出来ました。
雨が降る中、午前9時頃から作業を始めてここまで形にするのに夕方の午後6時半までかかりました。
今日の作業はここで終了します。
仮付は車体に付けた状態で行います
一夜明けて今日は快晴です。マフラーの付け外しで何度も地面に寝そべるので助かります。
今日はエキパイとサイレンサーとステーを仮付けしてから本付けして行きます。
前回ビートのマフラーを造った時は、車体で位置決めしてからマジックで印を付けた後、
マフラーを外して本付けを行ったので、位置がズレてしまいマフラーが傾いてしまうという
失敗をしてしまいました。
今回はその反省から、車体に付けた状態で仮付けすることにしました。
アース線が届かなかったので、ブースターケーブルを使って延長します。
車体に付けた状態で溶接する時は、必ずマフラーにアースを取るようにします。
車体やエンジンにアースを取ると、溶接の高い電流で故障に繋がることがあるためです。
パイプとサイレンサーの接続部分を仮付けします。
助手席側のステーもSUS304の丸棒を切った貼ったして取り付けました。
車体上で仮付けを済ませてから一旦取り外して本付けして完成です!
適当な?現物合わせで造りましたが、なかなかスッキリしたマフラーになりました。
本付け後に車体に取り付けた状態です。
ちょっと右下がりかな?
車体とのクリアランスもいい感じで取れています。
リヤバンパーを組み付けた状態のリヤビュー。
エアクリーナーボックスがあるので、サイレンサーを真ん中にはレイアウトできませんでしたが、
オフセットした状態も、カスタム感があって、ボク的には気に入ってます。
バンパーを付けたら、右下がりのサイレンサーも、あまり気になりませんね。
いやいや、カッコいいマフラーになったと自画自賛しています。
純正マフラーのようなカスタムマフラー。
バンパー下からチラリと見えるサイレンサーが ちょい悪 な感じで かなり気に入ってます。
車検は通るのか?近接騒音を測る
完成したマフラーを車体に組み付けて、ワクワクしながらエンジンを始動します。
純正マフラー並のアイドリング音量ですが、純正よりも低音が効いていますね。
近接排気騒音を測ります。
結果は、アイドリングの時が73dB、最大値が90dBでした。
アクティの年式だと騒音の基準は103dB以下なので、車検もOKですね。
ちなみに純正マフラーはアイドリングの時が71dB、最大値が88dB。
アイドリングも最大値も2dB差なのですが、この差はパイプサイズの違いなんでしょうね。
純正もオリジナルもサイレンサーはストレート構造ですが、意外と静かなマフラーになりました。
テストドライブ
走行フィーリング
自作したオリジナルマフラーはパイプサイズを純正よりも太くしています。
純正が内径Φ33mmに対してオリジナルはΦ40.7で、23%大きいです。
パイプのサイズアップでトルクが細くなることを心配していました。
装着してすぐは、トルクアップしているような感じがします。
また、エンジンブレーキがマイルドになりました。
シフトチェンジの時の繋がりがスムーズに感じますね。
一方で、パイプを太くして抜けを良くしてやれば5000rpmから上の吹け上がりが良くなることを
期待していたのですが、純正マフラーと同様にもっさりした感じです。
その後、1周間ほど通勤メインで300kmほど走ってみました。
ECUの学習が進んだのか、エンジンの吹け上がりが良くなった気がします。
しかし6000rpmから7000rpmは相変わらず吹け上がりは純正マフラーと変わりません。
排気系でエンジンレスポンスを良くするには、エキパイから変えないとダメかもしれません。
あと、装着してすぐは純正マフラーよりもトルクが上がった気がしましたが、
ECUの学習が進んだ影響なのか、ゼロ発進の時のトルクが若干弱い気がします。
アクセルへの反応も、ほんの僅かですが弱い様に感じます。
アクセルを踏んだ時の排気の抵抗というか、ツキというか、上手く表現できませんが、
改善できれば、よりドライブが楽しくなると感じました。
パイプサイズをもう少し絞るか、管長を増やすか、改良してみたいと思います。
余談ですが、アクセルへの反応についてはビートの自作マフラーの方が良くできています。
排気音
排気音は手前味噌になりますが、最高に良くなりました。
うるさくないのに快音です。
実際、測定した音量も純正と2dBしか差がありませんでした。
音色の方は大変満足のいく音になりました。
乾いた感じで程よく低音も強調された気持ちの良い音色です。
特に3速で5000rpm位で踏み込むと「フォーン」を心地よく音が響きます。
欲を言うならば、もっと高音が響いて欲しいところですが、
グラスウールで消音しているので、どうしても高音域が吸収されてしまう様です。
高音を強調するには、グラスウールではなく、ステンレスウールを使う方法があるので
次は、ステンレスウールだけで造って試してみたいですね。
まとめ
ビートに続いてアクティバン/バモスのマフラーも1本目を完成させることができました。
ビートの時の反省点を反映したおかげで、前回よりも満足のいく出来栄えになりました。
相変わらず溶接の外観は伸びしろしかない状態ですが、経験を重ねて少しずつは慣れてきています。
数をこなして上手くなるしかないですね。
次のマフラーはもっと良い物ができるように頑張ります。
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