手組みでタイヤ交換!ヤマハ・ジョグのタイヤをリフレッシュ

車・バイク
手組みでタイヤ交換

こんにちは、キリンです。

息子が通学に使っているヤマハのジョグ。

走行距離 29,650km・自賠責2年込で68,850円なり。

1年前に中古で買ったのですが、タイヤを見てみると

サイドウォールにクラックが入っているのを発見!

長期間交換していなかったようなので、

ストックしていたタイヤに交換します。

フロントタイヤの交換

はじめにフロントのアクスルシャフトを緩めておきます。

ところがナットが固くてメガネレンチで緩みません。

こんな時はロングサイズのブレーカーバーを使います。

回す力が強くなるので大概のネジは緩めることができます。

一本持っておくと便利ですよ。

ロングサイズのブレーカーバーでアクスルナットを緩めました。

ナットが緩んだのでジャッキを使ってフロントを浮かせておきます。

ジャッキでフロントを浮かせておきます。

アクスルナットを外します。

アクスルシャフトを抜いてタイヤを外します。

フロントブレーキを点検しておきます。

ライニングは減ってますが、もう少しは行けそうなのでこのまま使います。

タイヤの空気を抜く

タイヤの空気を抜くためにバルブのムシを外します。

「ムシ外し」を使って外します。

外した「ムシ」です。再使用する場合、小さいので無くさないようにしましょう。

タイヤのビードを落とす

次にタイヤを外すために、タイヤのビードを落とします。

チューブレスタイヤは、タイヤがホイールに押し付けられる

ことで空気が抜けないようになっています。

タイヤがホイールに密着している部分がビードで、

タイヤのビードはガッチリとホイールにはまっています。

ここを外す作業が「ビードを落とし」です。

ビードを落とすには、タイヤレバーを使ったり、

足で踏んだりするやり方もありますが

「ビードブレーカー」という道具を使うと簡単です。

知り合いから借りてきた「ビードブレーカー」

ビードブレーカーはテコの原理でビードを落とします。

ビードブレーカーにタイヤを置いてレバーを下げていきます。

すると、リンクでつながった爪の部分が

タイヤを押し下げて、ビードを落としていきます。

ビードが落ちた状態です。これを両面行います。

ビードが落ちた状態。

古いタイヤを外す

ビードが落とせたらタイヤレバーを使ってタイヤをホイールから外します。

タイヤレバーをタイヤとホイールの間に差し込んでビードをめくりあげていきます。

タイヤレバーを隙間に差し込んで・・・
ビードをめくっていきます

2本のレバーを使って徐々にめくる範囲を広げていきます。

コツは、めくっている反対側のビードを膝で押さえながら、

できるだけホイールに押し付けておくことです。

片側のビードが外れました。

残ったビードはレバーで耳を起こして外していきます。

古いタイヤが外せました。

エアバルブの交換

新品タイヤを付ける前にエアバルブも交換します。

古いバルブはカッターで切って外します

外れました

新しいエアバルブをはめる前に、滑りをよくするためにシリコンスプレーをかけておきます。

シリコンスプレーのおかげで、バルブは簡単にセットできました。

新品タイヤの組み込み

ホイールの準備ができたので、新しいタイヤとビードクリームを準備して組み付けていきます。

ストレートで購入したビードクリーム。

この量なら、素人DIYだと使い切るのに100年以上かかりそうです。

ビードクリームをウエスにつけてタイヤに塗っていきます。

タイヤの回転方向をホイールの回転方向と合わせます。

ホイールにはマジックでマーキングしておきました。

ホイールにタイヤをハメ込みます。

タイヤレバーを使って少しずつはめていきます。

片側をはめたら手前側のビードをはめていきます。

タイヤをはめることができました。

バルブのムシを外してエアーを入れます。

「バン!バン!」と音がしてビードが上がりました。

規定の空気圧(フロント1.50kgf/c㎡、リヤ1.75kgf/c㎡)に合わせます。

リヤタイヤの交換

リヤタイヤを交換するにはマフラーを外さないといけません。

マフラーを外します

まずは、エアインジェクションのホースを外します。

排ガス対策のためのエアインジェクションパイプを外します。

次にエンジン側のエキマニを外します。

エキマニのナットは12mmのソケットで外します。

次にマフラーステーのボルト2本を外します。

マフラーが外せました。

マフラーは結構重たいのでステーのボルトを抜くときは気をつけましょう。

リヤフェンダーのボルトも外しておきます。

リヤホイールのナットを22mmのソケットを使って緩めますが

固く締まっているので、回り止めに角材を噛ませて緩めました。

リヤホイールが外せました。

フロントと同様にタイヤを交換していきます。

新しいタイヤを組んでからリヤホイールを戻します。

リヤアクスルナットをトルクレンチで125N・mで締めました。

フェンダーのボルトも取り付けました。

マフラーの取り付け

次にガスケットを新品にしてマフラーを組み付けます。

キタコのエキゾーストガスケット、amazonで300円位でした。

新品のガスケットには少量のグリスを塗っておくと、組み付ける時に外れないので

マフラーをセットしやすくなります。

のり代わりにグリスを塗っておきます

エキパイフランジの締め付けは13N・mで行いました。

マフラーステーを締め付けます。締め付けトルクは31N・m。

まとめ

DIYでのチューブレスタイヤの交換はビード落としとビード上げが難関です。

ビード落としにはビードブレーカーを使えたので苦労することはありませんでした。

ビード上げも100Vで動くコンプレッサーがあれば、家で行なえます。

今回はスクーターのタイヤ交換でしたが、同じ要領で車のタイヤも交換できますので

タイヤの手組みを経験するのも面白いですよ。

タイヤチェンジャーの威力を身をもって体感できると思います。

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