こんにちは、キリンです。
2020年10月にビートのレストアを、宮崎県の「松元エンジニアリング」さんにお願いしました。
松元エンジニアリングさんでは色々な車を扱われていますが、
特にビートやロードスター等のオープンカーに詳しいショップです。
ビートも発売から30年が経過しているため、ホンダのディーラーでも若いメカニックの中には
ビートを扱った事がない人も多いと聞いています。
以前、オイル交換でホンダCarsにビートで行った時の話です。
受付してくれた若い方から「この車は何ですか?」と聞かれて驚きました。
結局その日は作業を依頼せずにそのまま帰りました。
これ、本当の話ですよ。大丈夫ですか?ホンダさん。
ビートのように、ある意味特別な車に長く乗り続けていくためには
松元エンジニアリングさんのように、
経験とノウハウを持ったお店に依頼したほうが安心できます。
今回行うレストアの主な作業内容は次の通りです。
- ミッションのオーバーホール
- タイミングベルト交換
- エンジンマウント交換
- サスペンション交換
- ブッシュ類の交換
- ブレーキオーバーホール
- 外装リフレッシュ(全塗装、ホロ張替)
- 電装リフレッシュ
まずはエンジン廻りの作業から進めていただきました。
今回「RSマッハ」さんのオイルパンスペーサーを取り付けました。
これでオイル容量を1リットル増やせます。
ビートは高回転型のエンジンなので、オイル容量が多いほうが
エンジンの負担を軽減できると思ったからです。
既に水冷式のオイルクーラーと2層式ラジエターに交換しているので、
油温の心配は解消できたのではないでしょうか。
■ミッションのオーバーホール
続いてミッションのオーバーホールです。
走行距離は96,158kmなので、まだオーバーホールの必要は無いのかもしれませんが、
今後20年は乗り続けたい想いからミッションもリフレッシュしてもらいました。
ミッションは1~5速のシンクロを全て新品に交換しています。
シンクロは部品を2016年に購入していましたが、
2016年時点で5速のシンクロは廃盤で入手できませんでした。
しかし松元エンジニアリングさんが、ホンダの他車流用品を使って
全て新品で組んでくれました。
ビートのミッションはアクティやトゥデイの物が流用できるようですね。
■WPC処理
今回組んだシンクロには「WPC処理」という加工を行っています。
WPC処理は、金属の表面に細かい金属粒子を高速噴射して、
表面の性質を変化させる加工技術です。
WPC処理を行うと加工硬化による強度の向上や、
表面の凸凹にオイル溜まりができるため、
部品同士の摩擦が軽減されるといった効果が得られます。
実際に走行してみるとミッションの入りが良くなり、
気持ちよくギヤチェンジができるようになりました。
■その他のメンテナンス部品
他にもクラッチ、プラグコード、エンジンマウント、
オルタネーター、EACV、インジェクター等の部品を交換しました。
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