コペンの純正マフラーをビートにインストール
こんにちは!キリンです。
ビートのマフラーには、右出し、左出し、
センター出し、そしてスポーティーな
左右出しなど、多種多様なデザインが
存在します。
出口の形状も、シングルかダブルか、
切りっぱなしのデザインかハス切りか……
その組み合わせは無限大です。
これまでに数々のビート用マフラーを
製作してきましたが、
実は「左右出し」だけは未経験でした。
理由は単純で、左右出しに適した構造の
タイコ(消音器)が手に入らなかったからです。
ストレート構造ならば汎用品があるので
比較的安価に作れますが、左右出しは
「1イン2アウト」の構造が必要になります。
これをゼロから作るには、専用の金型が必要で、
かなりの費用が掛かります。
しがないサラリーマンのお小遣いでは手が届きません。
そんな事をビート仲間が集まるミーティングで話していると、
「コペンのマフラーが流用できるんじゃない?」
と、目からウロコのアイデアをもらいました。
調べてみるとサイズ感もビートにぴったり。
さっそく「ジモティー」で現物を入手して、
製作に取り掛かりました!
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「LA400Kコペン」のマフラーを検証
今回使用するのは、出口のピッチが広い
現行型(LA400K)コペンのマフラーです。

コペンはFFなので、フロントからリヤまで
伸びる長いレイアウトが特徴。
排気の出口はタイコからパイプが左右に分岐
して、頑丈な補強プレートも付いています。
タイコを叩いて確認したところ、内部に
グラスウールは入っておらず、広い空間で
消音する「1室構造」みたいです。
排気管長が長いフロントレイアウトと、
ターボエンジンという特性を活かした
設計なのかな。
不要なパイプやステーを切り落として、
ビートへの移植準備を進めます。
現車合わせとエビ管で緻密なレイアウト
ボクがワンオフマフラーを製作するときに
一番初めに「タイコの位置決め」を行います。
実車に合わせてタイコの位置を決めたら、
動かないように固定します。

そこに逆算してパイプやステーを繋いでいく
手法で作っていきます。
タイコの位置を固定するために、ビート専用の
自作治具を作っているので、コペンのタイコを
固定するためのサブベースを新設しました。
タイコの入口をあえて運転席側に配置して、
フロントパイプの管長を稼ぎます。

パイプを繋いでいく工程では、
「仮組み→治具製作→本溶接」
という手順を繰り返します。

非常に手間が掛かるのですが、本溶接のとき
治具に固定しておかないと、溶接時の「熱」で
歪んでしまい、寸法が狂ってしまうのです。
精度を維持するためには欠かせない工程です。
「急がば回れ」が美しい仕上がりへの近道ですね。
マフラーの見た目はテールパイプのラインが肝
マフラーの美しさは、出口の見た目で決まると
言っても過言では無いでしょう。
特に左右出しのマフラーでは、
高さや角度が数ミリずれるだけで、
見た目のバランスは崩れてしまいます。

今回、右側のテールパイプは、フロントパイプ
との干渉を避ける必要があったので、
非常にタイトな取り回しが必要でした。

ここは「エビ管」(斜めに切ったパイプを繋ぎ合
わせる手法)を駆使して、何度も微調整を重ね
て納得のいくラインを導き出しました。

最終仕上げとフィニッシャーの装着
全てのパーツが組み上がったら、
最後に吊りステーを取り付けます。
今回はテールパイプの先端にΦ50.8のパイプを
継ぎ足していて、差込径Φ51のフィニッシャー
を付け替えられるようにしています。

デザインを変更して楽しめる反面、テール部分
の重量が重くなってしまうので、パイプと
タイコの付け根にかなりの応力が掛かります。
対策として、吊りステーをテールパイプ部分に
も繋げることで、ステーに補強の役割も持たせ
ました。

車体に取り付けてみると……

左右の高さもバッチリ揃いました。
いい感じです!
官能のサウンド
いよいよエンジン始動。
マフラー完成後の、最初のエンジン始動は
毎回ワクワクする瞬間ですね。

キーをONにして燃料ポンプの作動音を確認。
さらにキーを回してエンジンを始動します。
「グワン!」という力強い始動音に続いて、
2000rpm付近のファーストアイドリングへ。
アイドリングが落ち着いてくるにつれ、
勇ましかった排気音も徐々に落着いてきます。
意外にも音量は静かです。
音量を測ると計測値は78dB。

大容量のサイレンサーがしっかりと仕事をして
います。
しかし、アクセルを煽れば
「ウヮン!ウヮン!」
とレスポンス良く反応してくれます。
抜けの良さも十分に感じられて、実走したとき
への期待が高まります。
実走インプレッション:高速域で本領発揮
後日、お世話になっているショップさん主催の
ツーリングに参加するため、熊本から宮崎まで
ドライブしてきました。

高速道路を走らせてみると、タイコ内部での
反響が生み出すのか、中~高回転域で非常に
よく「鳴いて」くれます。
アクセルのレスポンスに関しても、低回転から
レッドまでストレスなく回り、抜け具合も文句
無しです。
唯一の課題は、近接排気騒音。
アイドリングは静かですが、近接騒音測定の
6100rpmでの測定値は、103dB。
規制値ギリギリの結果でした。
補足 言い訳 しておくと、
ボクのビートは社外のキャタライザー(触媒)
に交換しているので音量は高めです。
純正キャタライザーならば、あと2dBは下がる
ところですが、今後は出口の穴径を調整したり
して、さらなる音量チューニングを楽しもうと
思います。
まとめ
コペンの純正マフラーを流用した今回のチャレンジ。
結果として、音色・抜け・ルックスともに満足のいく1本が完成しました。




左右出しならではの製作ノウハウを蓄積できたことは、
今後のマフラー製作に向けて大きな収穫になりました。
次はどんな「理想の1本」を作るのか?
ワンオフマフラーの探究はまだまだ続きます。
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